高齢者へのインフルエンザの飛沫感染を防ぐためには

高齢者

毎年冬になると流行するのがインフルエンザです。インフルエンザの感染経路には、ウイルスが付着した手で鼻や口などを無意識に触り、粘膜から感染する接触感染や空気感染もありますが、ほとんどの場合飛沫感染からだと考えられています。飛沫感染というのは感染者がくしゃみや咳をした際に、飛沫と呼ばれるインフルエンザウイルスを含む気道分泌物の小粒子が周りに飛び散り、知らず知らずその飛沫を吸い込んでしまった人の体内にインフルエンザウイルスが侵入して感染してしまうことです。健康な人でもインフルエンザは高熱が出てかなり苦しいのに、高齢者が感染してしまったら、命取りにならないとも限りません。

くしゃみや咳は思ったよりも周囲に飛び散りやすく、くしゃみをした感染者から1.5メートルぐらいまでの距離であれば、直接呼吸器に侵入して感染してしまうということも少なくはありません。インフルエンザを予防するには、ウイルスを体の中に侵入させないことです。そのためには、うがいや手洗いをすることはもちろんですが、マスクをすることも飛沫感染を防ぐうえで有効な手段です。特に高齢者の方は普段から十分な睡眠や休息をとって十分に体力をつけておくことが重要です。インフルエンザが流行している間は、必要以上に外出をしないということも感染から身を守るひとつの方法です。また、高齢者がいる家族も自分自身がウイルスに感染しないように気をつけるだけでなく、高齢者に移さないように気を配るということも大切です。家族のひとりひとりがアンチインフルエンザを意識し、予防注射をしたり手洗い、うがいやマスク着用を心がけることによって、高齢者への感染を十分に予防することができるのです。